自身の状況を確認するには・・・
老後に必要な資金額は、個々のライフスタイルや収入、支出状況によって異なります。
以下は、自分自身の老後資金を具体的に算出するためのステップと方法です。
1. 収入の確認
まずは老後の収入を把握しましょう。主に以下の収入源が考えられます。
- 年金収入(公的年金、企業年金など)
- 退職金
- 貯蓄や資産からの収入(利子、配当、資産売却など)
具体的なステップ
- 年金定期便や年金事務所の年金見込み額試算サービスで、老後に受け取る年金額を確認。
- 企業年金や退職金の制度があれば、その金額や受け取りタイミングを確認。
2. 生活費の見積もり
次に老後の生活費を見積もります。現役時代と比べると、支出が減る項目と増える項目があります。
支出項目
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減る可能性がある支出
- 住宅ローン(完済後はなくなる場合がある)
- 教育費(子どもが自立している場合)
- 交通費や通勤関連の費用
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増える可能性がある支出
- 医療費や介護費用
- 趣味や旅行などの余暇費用
具体的なステップ
- 現役時代の家計簿を基に、老後にどれくらい支出が減るか、または増えるかを考えます。
- 医療費や介護費などのリスクを考慮し、予備的な資金も見積もる。
3. 老後の期間を想定
自分の寿命を正確に知ることは難しいですが、統計データを参考にして長生きを前提とした計画を立てることが重要です。
例えば、90歳や95歳までの生活を見積もると安全です。
4. 収支差を計算
毎月の不足額 = 毎月の支出 - 毎月の収入(年金+その他の収入)
5. 老後全体での不足額を算出
老後の必要資金 = 毎月の不足額 × 想定する老後の年数
例えば、毎月5万円の不足があり、老後の期間を30年と想定する場合:5万円 × 12か月 × 30年 = 1,800万円
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