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8/28.8/29 第10回エンディング産業展 見て来ました【仏壇・仏具編】

葬儀、埋葬、供養、相続など、終活産業に特化した日本最大の専門展です。

2024年8月28日から29日まで東京ビッグサイトで開催されました。

どんな展示があるのか、8月29日に見に行ってて来ました。

今回は、仏壇・仏具で目立った展示をご紹介します。

 

仏壇・仏具のトレンド

日本における仏壇・仏具はコンパクト化とモダン化の傾向にあり、そのような展示が目立ちました。

これは、現代のライフスタイルの変化と密接に関連しています。

その傾向と実態、およびその背景について解説します。

  1. デザインのシンプル化:

    • 伝統的な仏壇は大きくて装飾が豊かでしたが、最近のトレンドはシンプルで洗練されたデザインへと移行しています。これにより、現代の住宅環境にも馴染みやすくなっています。
  2. サイズの小型化:

    • アパートやマンションでの生活が一般的になる中、空間を有効に利用するために小型の仏壇が選ばれることが増えています。コンパクトな仏壇は、限られたスペースでも設置可能で、移動も容易です。
  3. 機能性の向上:

    • 照明や収納スペースが組み込まれた仏壇も登場しており、実用性と美観を兼ね備えた製品が増えています。
  4. 素材の多様化:

    • 従来の木製だけでなく、ガラスや金属、合成素材を使用したモダンな仏壇も市場に出回っています。これにより、インテリアとの調和を考えた商品選びが可能になっています。

コンパクト化・モダン化の背景

  1. 住宅環境の変化:

    • 日本の住宅は、平均的な面積が小さいため、スペースを有効に利用する小型の仏壇が求められます。
  2. 人口構造の変化:

    • 高齢化に伴い、単身世帯や高齢者のみの世帯が増加しています。
    • このため、取り扱いやすく、シンプルな仏壇が好まれるようになっています。
  3. 宗教観の変化:

    • 宗教に対する価値観が多様化しており、形式にとらわれない自由な宗教観を持つ人が増えています。
    • これが仏壇の形や機能に反映されています。
  4. インテリアとの調和:

    • 仏壇をインテリアの一部として捉える視点が強まっており、部屋の装飾に合わせたデザインが求められるようになっています。

まとめ

仏壇・仏具のコンパクト化とモダン化は、住宅環境、人口構造、宗教観の変化、インテリアとの調和といった複数の社会的背景によって推進されています。

これにより、仏壇はただの宗教的アイテムではなく、生活の一部としての機能と美しさを兼ね備えた存在となっています。


私の実家にも大きな仏壇がありますが、私も兄弟もすでにマイホームを購入しており実家は引き継ぐことはないと思っています。

実家にある仏壇はどうするのか?と、言うわけでコンパクトな仏壇などには非常に興味があります。

そんなニーズはやはり私だけではないようで・・・展示もたくさん目につきました。

素材も様々。ガラス扉でモダンな物もありリビングに置いても馴染みそうです。

サイズもコンパクト。幅30㎝~、奥行き20㎝~と小さなテーブルの上にも置けます。

元ある仏壇からコンパクトな仏壇への引っ越し方法なども今後は調査して発信していきます。